lady13

印象芸術の頂を見ようとするならエロスとの邂逅は不可避である。
っていうか芸術美は突き詰めれば性愛から来てる。
と考える。

美しいモノを描きたいと言うこれは性欲に似る。
誰だって綺麗な人と付き合いたいって面食いな部分はあるだろう
僕は多少なりきにもこういう技術を持っているから、
それを紙の上に向ける。
美しいと思うものに出会った時、紙を自慰行為で埋めて行く。
より完全に近い状態且つ、二次元としての美を盛り込み、細かな部分も綿密に描いてゆく
技術不足で描ききれない部分も多いが、なるたけ丁寧に描きこんでゆく
この行為は愛に似る。
ちょっと重いかも知れない。いやうん、ごめん。

人間は視覚の生き物だから当然視覚的な美を尊重する傾向がある
写真、絵画、フィルム
手法やアプローチは人によって様々。
けれど美に対する衝動――リビドーは共通して在るものだと考えるし、
リビドーによって遺されたものの中にも、リビドーが内包されているとも考える

このリビドーと、
「極めて芸術美のあるエロティシズムな創作物」とは不可分で、
完成(仕上がった)した創作物の中には不可欠な要素
なのだけれど、
かと言ってリビドーが多いほど良いってワケじゃないから困る。

リビドーは爆発する直前のギリギリ寸止めな所に留めておかなきゃならない。
多分、服着てる方が逆にエロいっていうチラリズムの概念に似てる(バカ)。
このギリギリにギリギリを狙って、数値化するならコンマ１とか０１とか００１とか、
オーガズム直前の直前、そこに美があって、それを通り過ぎるとただのポルノグラフィに成り下がる。
多分、賢者タイムの全てが白けてどうでも良くなる感じに似てる(バカ)。
ポルノグラフィに成り下がった作品に芸術的価値は皆無なので、
つまるところ、どこまでオーガズム直前のリビドーに踏み込めるか、って勝負になる。

言うのは簡単だけど激しく難しい。
達成感の得られる絵を描いたって、
後々見直したら欠点ばかりが浮かんで見える。

完璧にガツーンと納得行く絵なんて描けなくて
どっかしら一箇所でも妥協が入るのが常で
仕上がっても疲労ばかりが増して、
満足気な感情はこれっぽっちだから、
もう描きたくねぇ、描きたくねぇんだよポパイ。

とか考えてもまた衝動的に描きたくなって描いてる。

まぁ恋愛なんてこりごりとか言いつつも
愛したい人が出来たら愛そうとするもんね。



因みに夢占いでは、芸術家が性的な夢を見た場合、
創作意欲が向上している時期であると見做されるらしい。
いや本当にどうでも良い話だったぜ(　´ー｀)y－~~